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霊の礎

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出口王仁三郎
みいづ舎
日本にはさまざまな新宗教がある。大正から昭和にかけて誕生したこれらの宗教の多くが、出口王仁三郎に行き着くと言う。王仁三郎についてのエピソードは数多く存在しているが、その膨大な著作や残されている文献を見ても、彼が人並みはずれたオリジナルな存在だったことがわかる。彼が生きていた時代には、その回りに多くの人々が集まった。多大な影響を受けた何人かはその後、自らが教祖となり新宗教を起こしていった。自分で宗教を起こせるだけのパワーを持った人間に対して、影響力を与えた王仁三郎の存在感には驚くばかりである。本書は、王仁三郎自身が天界や霊の世界について語っている。
 大本教の例でもわかるように、宗教の起こり方にはある流れが存在するのではないかと思う。たとえば、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教などは明らかに同じ流れを持った宗教であり、その源流はゾロアスター教へとつながっている。人間にはうかがい知ることのできない、スピリチュアルな存在の意志が働いているのだろうか?それとももっと大きな、<流れ>とでも呼ぶべきものがあるのだろうか?

単行本(ソフトカバー)
判型:B6判(128×182)
150頁
1997年5月22日
ISBN:9784900441408