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禁忌習俗事典

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タブーの民俗学手帳
柳田国男
河出書房新社
柳田国男といえば、日本民俗学の礎を築いた巨人として知られる。その柳田が、「忌み」という概念をめぐって綴ったものを語彙集の形で編纂したのがこの本だ。忌とはそもそもどのような状態を指すのか、忌を守る法や土地の忌、物の忌、忌まるる行為や日常、方角、そして忌詞まで、様々な角度から、忌にまつわる語彙の分析がなされている。忌みについて「外からはばかって近づかぬものと、内にあって警戒し忌みでないすべてのものを排除しようとする両方に分かれる」と指摘する柳田は、忌みに穢れと差別の根源を見、事実の集積の中に解明のための手がかりを求めていた。全集未収録の貴重な読み物であり、柳田民俗学の新たな魅力の側面を浮き彫りにさせる。『禁忌習俗語彙』の改題復刊。

単行本
判型:B6判
タテ190mm × ヨコ130mm
190頁
2014年8月18日
ISBN:9784309246710