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無重力の文化誌

落下浮遊する身体
津田幸雄
青弓社/1600円+税

飛沫を上げて落ちる滝、空にある雲、ただよう桜吹雪。人間は何となく空間にこのような浮遊感を、無意識に求めているようだ。人間が生きている時は常に重力という力と密接な状態にあるが、舞い上がる気持ち、飛び上がる程の嬉しさなど心は浮遊感を求め、逆にバンジージャンプや、スキー、ジェットコースター、等の落下系は身体的な快感をもたらす。母親のお腹の中にいた時は、羊水に包まれ、無重力状態に近かったのであろう。さらに遡れば、命の発生源の海の中の記憶が無意識に重力とは関係ない所に安堵の場所を求めているかもしれない。世界各地の落下、浮遊にまつわる伝説、儀式、遊園地にある絶叫マシーンなどを足掛かりに、人間がもとめてやまない浮遊と落下の魅力と謎に切り込む。

単行本
判型:B6判
タテ188mm × ヨコ128mm
247頁
1999年6月1日
ISBN:9784787231628
金額:
¥1,728 (税込)
数量:
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