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戦争がつくった現代の食卓

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アナスタシア・マークス・デ・サルセド
白揚社
家庭にある食べ物のおよそ半分が、戦争があったからこの世に出てきたものだとしたら? 本書はアメリカ人フードライターが普段の食事のルーツが戦争のために生まれたものだと気づき、その詳細を知るために米国陸軍のネイティック研究所に潜入してまとめたもの。乾燥させた食物や、画期的な発明だった缶詰やレトルト食品はもちろん、菌が入らないようにと開発されたパッケージ方法など、現代社会では必要不可欠となっているものが、言ってしまえば、戦争に勝つために考案されてきたという事実に驚く。アメリカの軍内部に潜入した著者の、“戦争ありき”の立ち位置には納得のいかない部分もあるが、歴史的に戦争が存在しない時がない地球において、戦争と食事という視点を俯瞰してみるのは、現在と未来の食のあり方を考える上で大切なことだといえるだろう。

ISBN:9784826901956