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  • 東洋の心 新版
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東洋の心 新版

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鈴木大拙
春秋社
繊細であり微妙、包括的であり深遠な東洋の文化。しかし、その中で生きている私たちは、本当にその価値を十分に理解できているのだろうか?
東洋の文化を一言で表せばそれは禅であると著者、鈴木大拙は言う。

大拙はもちろん偉大な仏教者として名高いが、その名声も、もしかしたら海外での方が大きいぐらいかもしれない。それと言うのも、禅を初めとした東洋思想の価値を海外に広めた人物こそ彼だからである。

禅は、タオとともに、欧米の人々にとっては、最も洗練された高度な精神世界だとうつったようだ。日本人としてはうれしい限りだが、それではその禅の心を理解できている日本人がどれほどいるか、と考えると心配になってくる。

禅やタオについて知ったのは、アメリカで書かれた翻訳本である、という人が結構いるのではないだろうか。たしかに大拙らの残した足跡によって、禅のエッセンスとでも言うべき物が欧米では上手に受け取られたようなところがある。

しかし、大拙自身が語った言葉や本が今も残っているのだから、それらを読まないでいるとしたら、とてももったいない話である。ぜひ、一度は手に取っていただきたい。

単行本
判型:46判(127×188)
224頁
2011年5月20日
ISBN:9784393133996