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神谷美恵子

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島の診療記録から
神谷美恵子
平凡社
『生きがいについて』の著者として知られる精神科医、神谷美恵子。19才の時、ハンセン病患者と出会い、衝撃を受け、ハンセン病治療に寄与する事が自分の使命であると感じ、医師となった。そして、15年間ハンセン病の療養施設長島愛生園の精神科に勤務し、その間の患者との親交が「生きがい論」の確立へと影響した。医師として、また、自らも当時は不治の病であった結核を患い、生死の淵をさまよった患者として、常に死と生を見つめてきた著者の探求が、巧まずして読者の心の宇宙を探索させるのかもしれない。患者一人一人と真摯に向き合う姿勢、飾ることのない真っすぐな思い、そして心の温かさが伝わる心地よい一行一行が胸にしみる。本書は、著者の作品の中から抜粋、編集された随想集。

単行本(ハードカバー)
判型:新書判(113×176)
219頁
2017年8月9日
ISBN:9784582531626