マルコム・ゴドウィン
青土社
夢は意識と無意識、現実と非現実の接点と考えられている。特別な能力がなくても、今、感じている世界とは違う、別のリアリティを感じさせてくれる機会という意味では、多くの人にとってなじみ深いものと言えるだろう。多くの種類の夢辞典が存在するが、夢のほとんどが自分の心のおそうじというか、いらないものを消化するための自律的な働きであることが多い。しかし、ある日、突然、不思議な夢を見たことで、それまで問題になっていたことの意味や、解決法がわかってしまうこともある。そのような夢の不思議な働きに魅せられてしまう人間も多いことだろう。古来からシャーマンの夢見術やチベット密教での夢を利用して行う修行など、夢は精神世界の中で特別な位置を占めてきた。本来は無意識的な動きである夢を、意識的に使ってしまおうという試みである。本書では、夢を見ている最中に夢を見ているということを自覚できる明晰夢をテーマに、明晰夢を見るための方法や歴史について、夢にまつわる図版をさまざまにちりばめて紹介している。古書。
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単行本
判型:A5判
タテ228mm × ヨコ160mm
414頁
1997年12月1日