北大路書房
仏教の伝統的な瞑想法は、20世紀後半、心理学においても効果が注目され始める。仏教瞑想から宗教色を取り除き、万人に受け入れ易くしたマインドフルネス瞑想は、集中力や記憶力、決断力、発想力等の能力開発効果からグーグルやアメリカの国防総省、スポーツや学校の分野でも取り入れられている。『マインドフルネスストレス低減法』では、その技法を確立した著者が運営する、マサチューセッツ工科大学のストレスクリニックで科学的に効果が実証されたマインドフルネス瞑想の方法を解説。自分で8週間のプログラムを組み立てられるようになっている。本書によると、思考で問題を解決しようとするよりも、瞑想を通じて何もしない時間を作ることの方が症状の軽減や捉え方の変化が表れるそうだ。プログラムを経験してみたい人には、同著者の4枚組誘導瞑想CD付き『マインドフルネス瞑想ガイド』(ジョン・カバットジン著 / 北大路書房 / 3800円+税)もおすすめだ。
単行本(ソフトカバー)
判型:B6判
タテ188mm × ヨコ128mm
408頁
2007年9月5日
ISBN:9784762825842