早川書房
ひとりの人間のなかに、年齢も性別もさまざまな人格が存在する「多重人格」という症状。「自分のなかの他人が、自分を乗っ取る」という状態から、それぞれの人格と対話を重ねてひとつの人格へと統合する治療が必要とされる。本書は、1945年から約20年に渡り、16の人格を持つ多重人格者として初めて精神分析を受けた女性が、「自分」を取り戻してゆく過程を詳細に綴ったノンフィクション。
文庫
判型:文庫判
タテ152mm × ヨコ106mm
602頁
1978年9月1日
ISBN:9784150500351