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日本的霊性

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鈴木大拙
岩波書店
スワミ・ヴィヴェーカーナンダが世界宗教会議にてインドのヴェーダーンタ哲学の本質を説いたように、27歳で渡米し、以後世界を舞台に禅仏教の本質を説いた禅学者、鈴木大拙。著者は本書の中で、日本的霊性が目覚めたのは鎌倉時代であると説いている。その基本となるのは、禅と浄土思想。日本独特の指向性を形作る、このような流れがなぜ起こり得たのか? 欧米に渡り禅を広めた著者。その並はずれた知性が、この本にはみなぎっている。

文庫
判型:文庫判
タテ148mm × ヨコ106mm
276頁
1972年10月16日
ISBN:9784003332313