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世界秩序の崩壊

2,090(税込)

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「自分さえよければ社会」への警鐘
ジョージ・ソロス
武田ランダムハウスジャパン
都合の悪い現実から目をそらす「自分さえよければ社会」の行方を、経済的な視野から読み解いているのが、世界的な投資家ソロスによる本書である。激動の歴史の中を生き抜いてきた著者は、独自の観点から、世界を支配する秩序が崩壊する臨界点を予告する。彼が提案するのは、「オープン・ソサエティ」の概念。その中心となるキーワードは、「誤謬不可避性」である。すべての物事は、お互いに関わりあい、たえず変動している。そのため、私たちの誰もが、「常に何かを間違えている」のだ。そのことを認識し、受け入れ、誤りを修正することで社会は進歩するのだと彼は言う。「すべての人間の認識は誤っている」という前提、それは、正しさ・合理性・上昇志向・コントロールなどを前提とする現在の世界秩序と、まったく逆の視点の上に立つことである。

単行本
判型:B6判
タテ190mm × ヨコ136mm
371頁
2006年10月1日
ISBN:9784270001530