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美しい星

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三島由紀夫
新潮社
近年、米国防総省や米航空宇宙局(NASA)はUFO(未確認飛行物体)やUAP(未確認空中現象)の目撃情報を公開し、科学的調査に乗り出したことが話題となった。UFOや地球外生命体の存在を巡る論争は絶えないが、日本を代表する作家、三島由紀夫もまた幾度も円盤観測を試み、UFOらしきものを目撃したことがきっかけとなり、この作品の執筆に至ったという。飯能・天覧山を舞台に、地球外の惑星からやって来た宇宙人であるという意識に目覚めた一家を描いた1962年出版の異色のSF小説。壮大なスケールで地球や人間を俯瞰する。

【著者紹介】
(1925-1970)東京生れ。本名、平岡公威(きみたけ)。1947(昭和22)年東大法学部を卒業後、大蔵省に勤務するも9ヶ月で退職、執筆生活に入る。1949年、最初の書き下ろし長編『仮面の告白』を刊行、作家としての地位を確立。主な著書に、1954年『潮騒』(新潮社文学賞)、1956年『金閣寺』(読売文学賞)、1965年『サド侯爵夫人』(芸術祭賞)等。1970年11月25日、『豊饒の海』第四巻「天人五衰」の最終回原稿を書き上げた後、自衛隊市ヶ谷駐屯地で自決。ミシマ文学は諸外国語に翻訳され、全世界で愛読される。

文庫
判型:文庫判
タテ150mm × ヨコ106mm
384頁
1967年11月1日
ISBN:9784101050133