全生社
「我が家は私達夫婦の他に、男の子が4人。一昨年結婚した長男……と嫁……の間に亜紗が生まれた。この記事はしかし、妻昭子の文章である。……(本書は)私の孫の育て方ではない。どこのどの子も、斯く育てられるべきだ。その子育ての方向を示すために、この文章を……発表することにしたのである」(序文より・野口晴哉)
この記録は、昭和47年から月刊全生に連載され、「子育て」という言葉の流行を生み出した。
近年、整体の観点から子供を育てたいという母親が増えつつあるが、そうした人々にとって本書は恰好のテキストとなろう。生後13ヵ月間の子供の成長を刻明に記録すると共に、その間の具体的な対応を示している。
子供の成長を見つめる著者の暖かい視線によって、育てるという行為の或いは育つという動きの本質的な何かが描き出されている。
単行本
判型:A5判(148×210)
314頁
2005年12月1日