野田サトル
集英社
明治後期、日露戦争終結後の北海道で、帰還兵杉元が出会ったのは、アイヌの埋蔵金の噂とそれに深く関わる少女アシリパだった。脱獄囚たちの体に、刺青で刻まれたという埋蔵金の在処とは一体どこなのか? 丁寧に描かれる北海道の大自然と、そこに根付いたアイヌの文化や生きる知恵。作者は「狩猟」をテーマに作品の構想を練りはじめたそうだが、作中に登場するアイヌやマタギの狩猟や料理シーンは読みどころのひとつ。
単行本(ソフトカバー)
判型:B6判(128×182)
2015年1月24日
ISBN:9784088900827