全生社
[月刊 全生]に掲載された、著者の随筆。野口晴哉の夫人であり、真の理解者でもあった著者が、折にふれて『月刊全生』に書き記した文章をまとめた随想集。
「朴歯の下駄」「時計の歌」に続く3冊目の随想集であり、遺稿集でもある。
日々自ら整体を実践し、体験したことを書き記した本書を読むとき、我々はそ
のゆるぎない著者の生き方に畏敬の念すら覚える。死の直前まで活き活きと生き
た著者のその一生はまさに全生と言えるのではないだろうか。整体生活とは何か
を私たちに説き聞かせてくれる本書は、また常に野口晴哉の傍にあってその言動
を活き活きとしたタッチで描いている。本書は、野口晴哉を知る上で、また整体
の思想を知る上で、まさに「整体入門」として最適の書と言えるであろう。
単行本
判型:A5判(148×210)
430頁