新潮社
真理の探求を生涯のテーマとしていたヘルマン・ヘッセ。この作品では、精神の人になろうとして修道院に入った美少年が、知を断念して愛欲と放浪の生活に入っていく過程を通して、人間の最も根源的な欲求である知と愛が、反発し合いながら互いに慕い合う姿を描き出す。
【著者紹介】
ヘッセ
Hesse,Hermann
(1877-1962)ドイツの抒情詩人・小説家。南独カルプの牧師の家庭に生れ、神学校に進むが、「詩人になるか、でなければ、何にもなりたくない」と脱走、職を転々の後、書店員となり、1904年の『郷愁』の成功で作家生活に入る。両大戦時には、非戦論者として苦境に立ったが、スイス国籍を得、在住、人間の精神の幸福を問う作品を著し続けた。1946年ノーベル文学賞受賞。
文庫
496頁
2016年4月22日
ISBN:9784102001103
