サミュエル・ウーリー
白揚社
仮想空間での思想教育、リアルな偽の映像・音声による世論操作、感覚をハックするテクノロジーが民主主義をむしばみ始めた。2016年の米大統領選の際、フェイクニュースやSNS上のボットによる情報操作、ソーシャルメディア企業によるユーザー情報の販売が民主主義への攻撃と捉えられた。しかし、それはもはやは過去のもの。VRの没入感や、AIによる本物と偽物の区別がつかない映像・音声によって威力を増した、プロパガンダが出始めている。オックスフォード・インターネット研究所のコンピューター・プロパガンダ・プロジェクトを主宰しディレクターを務めた研究者が、AI時代に直面する新たな問題を分析し、処方箋を提示する。
単行本(ハードカバー)
判型:46判(127×188)
398頁
2020年11月12日
ISBN:9784826902229