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ミルラ イエメン産

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オルタード・ディメンション
古代オリエントの時代から使われてきたヨーロッパ・中東圏で最もよ<知られている香のひとつ。アフリカ原産のカンラン科の木の赤みがかった樹脂を乾燥させたもので、焚くとよい香りがすることを人間が知っ
たのは有史以前のことといわれます。

キリストが生誕したとき、東方から訪れた三人の賢者が贈り物としてミルラとフランキンセンス(乳香)と黄金を捧げたと聖書に書かれています。昔の日本では没薬(もつやく)と呼ばれ、主に医薬として知られていました。古代のエジプトではミイラを作るときに殺菌・防腐作用のあるミルラを使ったという逸話があり、それが没薬の名前の由来になったといわれています。

ビターで芳醇、清潔感のあるバルサム系の香りで、生命力にあふれ、感受性を豊かにしてくれます。ほのかな酸味や甘みも混じりあった大人っぽさもあります。古来、聖なる香りとして宗教的儀式の場で焚かれてきました。現代では、ヒーリングや浄化、祝福やバイブレーションを高める香りとして人気があります。

ミルラは、乾燥させた樹脂ですが、常温でそのままの状態では匂いや香りはあまりしません。加熱することで、香りが立ち上がります。ヨーロッパ、中東では焚いた炭の上に直にくべて香りを引き出す方法が用いられてきました。アロマポットや電気香炉を用いることもできます。日本の香道のような香炉、灰、炭、温度を調整するプレート(銀葉)などの道具を用いると、煙が立つ燃焼温度より低い温度で加熱され、より繊細な香りを引き出すことができます。


---ミルラの香りの楽しみ方---

●炭を使う場合

灰や砂の上に置いた炭にミルラの樹脂を少量くべます。煙が出ますので一度に焚く量は、少量がお勧めです。容器は一般的には香炉を用いますが、火に強い厚手の陶磁器、深めの灰皿やアワビなどの貝殻なども使えます。容器が熱くなりますので、あらかじめテーブルなどとの接地面、手に持つときは熱の遮断に配慮されますように。この方法は古代から現在に至るまでヨーロッパ、アラビア、アフリカ、インドなどで香を焚くもっとも、一般的な方法です。


●アロマポット/茶香炉を使う場合

アロマポットや茶香炉も使えます。上皿に薄い銅板、ないときはアルミ箔などを敷くと、後始末が楽です。煙が出すぎるときには、受け皿との隙間をあけたり、緩衝材(銅板など)を重ねる、また、温度が不十分で香りが出ないときには、キャンドルとの距離を近ずけるなど調整します。

原産国名:イエメン
内容量:5g