(株)国書刊行会
秘密結社の開設や、トートタロットを含む多くのオカルティズムの著作、数々のスキャンダルでも知られた20世紀最大の魔術師にしてカリスマ的アーティスト、アレイスター・クロウリー。彼が自ら執筆し、商業出版したことで大きな話題を集めた本作は、運命的に出会う若い恋人たちの夜から始まる。意識変容と至高の愛をめざす男女は、白い粉を携えてハネムーンへと旅立つ。その先、激しい欲望の彼方にあるのは果たして天国か地獄か?著者自身をモデルにした登場人物から、その実像が浮かび上がる点でも注目され、これまで数々生みだされてきた麻薬文学の傑作に並ぶ一冊。 ※1987年刊行『アレイスター・クロウリー著作集 第三 巻』「麻薬常用者の日記」の改訳新装版。
ISBN:9784336062154