島薗進
弘文堂
現代の宗教はどこへ向かっているのか。都市では、僧侶無しの火葬、葬式を無用とする流れがある。しかし、3.11などの自然災害で、深くこころを揺すぶられる死別を経験した人々にとって、死別への儀礼はなくてはならないものだろう。本書は、現代宗教の変容と、心理療法、セルフヘルプ・グループなど、スピリチュアリティへの関心の広がりを考察。自分は宗教の外にいると考えている読者にその意味を問い直すきっかけになってほしいという。
単行本(ソフトカバー)
判型:四六判
148頁
2012年12月30日
ISBN:9784335501326