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日本人のための大麻の教科書

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「古くて新しい農作物」の再発見
大麻博物館
イースト・プレス
約1万年前の縄文時代の極めて早い時期には、既に日本人の暮らしを支える農作物として栽培されていた「大麻(おおあさ・おおぬさ・たいま)」。しかし、1954年に37,313名を数えた日本国内の大麻栽培者は、2021年にはわずか27名にまで減少し、1万年をかけて培われてきた日本の麻文化は存続の危機にある。この本は、大麻の一大産地である栃木県の那須高原にある大麻博物館が、信頼できる資料をもとに古くて新しい農作物としての大麻再発見の旅をナビゲートする。縄文時代から現代まで変化しつづける日本人と大麻の関わりを、1.名称 2.歴史 3.農 4.衣 5.宗教 6.文化 7.食 8.薬 9.模様 10.法のキーワードで解き明かす。


~大麻博物館 館長 高安淳一さんの言葉~
※大麻博物館 公式ウェブサイトより引用
https://taimahak.jp/about-us/

「え、大麻?」と当惑される方も多いと思います。大麻という植物は、実に様々な側面を持っています。 古来より、日本人の生活に密着した「農作物」であり、21世紀の現在も「神道の世界で欠かせない素材」であり、EUやカナダ・オーストラリアなどでは、生育時の環境負荷が非常に少ない「新たな資源」として、産業利用が急速な勢いで進んでいます。 近年は日本でも、単に「違法な薬物」ではないという認識が徐々に広まりつつあります。 が、一般的にはまだ大麻への偏見は根強く、また、その多様な側面についても、正確ではない情報が一人歩きしていたりします。 大麻博物館は、大麻の一大産地である栃木県の那須高原にある「私設」博物館です。 残念ながら、公設の博物館のような立派な施設ではありませんが、博物館を名乗る以上、信頼できる資料に基づいた「正確な情報」を提供し、大麻に関する誤解を少しでも解消できればと考えています。



単行本(ソフトカバー)
判型:四六判
256頁
2021年5月25日
ISBN:9784781619804