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  • さらにわかった!縄文人の植物利用

さらにわかった!縄文人の植物利用

2,750(税込)

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工藤雄一郎、国立歴史民俗博物館 編
新泉社
これまで縄文時代の3分の2、9000年近くを占める前半期(草創期・早期・前期)は謎に包まれてきた。本書では、鳥浜貝塚・東名遺跡などの低湿地遺跡で見つかった植物質遺物のなかでも多量に出土した編みかごの研究と最新の自然科学分析によって、縄文時代に生きた人たちの高度な植物利用の知識と技術の起源を解き明かす。


【目次】
1 縄文時代の前半期ってどんな時代?

2 縄文時代の低湿地遺跡──鳥浜貝塚が教えてくれること

3 鳥浜貝塚から見えてきた縄文時代の前半期の植物利用

4 編組製品の技法と素材植物

5 8000年前の編みかごから何がわかるのか?──東名遺跡

6 東名遺跡と三内丸山遺跡のかごを復元する

7 縄文のかご作りに刃物はいらない?──下宅部遺跡の4000年前の編みかご

8 下宅部遺跡と正福寺遺跡のかごを復元する

9 鳥浜貝塚から半世紀──さらにわかった! 縄文人の植物利用


《 執筆者紹介(あいうえお順) 》
鯵本眞友美(あじもと・まゆみ)
・専門分野 考古学
・現在、福井県立若狭歴史博物館主任(文化財調査員)

工藤雄一郎(くどう・ゆういちろう)
・専門分野 先史考古学、年代学、第四紀学
・現在、国立歴史民俗博物館研究部考古研究系 准教授

小林和貴(こばやし・かずたか)
・専門分野 植物解剖学
・現在、 東北大学学術資源研究公開センター植物園 教育研究支援者

佐々木由香(ささき・ゆか)
・専門分野 植物考古学
・現在、株式会社パレオ・ラボ 統括部長、早稲田大学文学学術院・昭和女子大学非常勤講師

鈴木三男(すずき・みつお)
・専門分野 植物形態学、古植物学、植生史学、考古植物学
・東北大学学術資源研究センター(植物園)を2012年に退職。現在、東北大学名誉教授。

高宮紀子(たかみや・のりこ)
・2014年~女子美術大学立体アート専攻非常勤講師
・専門分野 繊維造形、造形教育
・2013年より東名遺跡編みかご講習を担当。

千葉敏朗(ちば・としろう)
・専門分野 考古学(縄文時代)
・現在、東村山ふるさと歴史館学芸員

西田 巌(にしだ・いわお)
・専門分野 考古学
・現在、佐賀市教育委員会文化振興課主査

能城修一(のしろ・しゅういち)
・専門分野 木材解剖学
・現在、 独立行政法人森林総合研究所木材加工・特性研究領域チーム長

本間一恵(ほんま・かずえ)
・専門分野 かご工芸
・バスケタリーニュース編集人

単行本(ソフトカバー)
判型:A5判(148×210)
212頁
2017年3月25日
ISBN:9784787717023

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