岩波書店
臨床心理学者、童話作家、詩人、声楽家達が一同に会し、子ども文化を軸に声、歌、語り、について論じた。小さな子どもの頃に聞かされたお話や、地域に伝わるわらべ歌、詩などの肉声でのコミュニケーションの有効性、現代人の関係性がもつ特有の距離感をテーマにする。
【目次】
はじめに
子ども時代の「声と語り」 ……………河合隼雄
「童謡の謎,わらべうたの秘密」要旨 ……………阪田寛夫
声の力 ……………谷川俊太郎
人を優しくする子どもの歌 ……………池田直樹
[講演]人と人とを結ぶ声と語り ……………河合隼雄
童謡の謎,わらべうたの秘密 …………………………阪田寛夫
子どもたちと,私と,歌 ……………池田直樹
[討議]私のなかの歌 ……………河合隼雄/阪田寛夫/谷川俊太郎/池田直樹
[語り]声の現場 ……………谷川俊太郎
あとがき ……………河合隼雄
[岩波現代文庫版 追補]
声としての詩 ……………谷川俊太郎
詩と肉声 ……………谷川俊太郎
※出版社紹介より
文庫
202頁
2019年10月16日
ISBN:9784006023126