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農業消滅

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農政の失敗がまねく国家存亡の危機
鈴木宣弘
平凡社
一昨年に比べて肥料2倍、飼料2倍、燃料3割高の生産コスト高となっている現在、食料自給率38%(カロリーベース)の日本が直面する食料安全保障と国内農畜産業の危機について元農林水産省官僚の東京大学大学院教授がわかりやすく解説。遺伝子組み換え食品、ゲノム編集食品、肥育ホルモン、農薬、化学肥料、食品添加物の歪められた“安全”基準、種子法の廃止と種苗法の改定、来年4月から施行される遺伝子組み換え表示制度の変更など、世界の流れに逆行する「今だけ、金だけ、自分だけ」を後押しする日本の国策に警鐘を鳴らす。生命の源である食の安全を守るために、消費者一人ひとりができる具体的な取り組み、人にも生き物にも環境にもやさしい持続可能な農業を提案する。巻末付録の「建前→本音の政治・行政用語の変換表」は必見。

【目次】
はじめに
序 章 飢餓は他人事ではない
第1章 2008年の教訓は生かされない
第2章 種を制するものは世界を制す
第3章 自由化と買い叩きにあう日本の農業
第4章 危ない食料は日本向け
第5章 安全保障の要としての国家戦略の欠如
終 章 日本の未来は守れるか
あとがき
付録:建前→本音の政治・行政用語の変換表


新書
判型:新書判(113×176)
240頁
2021年7月19日
ISBN:9784582859799