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精神世界のゆくえ

1,650(税込)

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宗教からスピリチュアリティへ
島薗進
法蔵館
宗教が敬遠されがちな時代にあって、「スピリチュアル」「スピリチュアリティ」といった言葉が注目を集めるのはなぜか。この新しい潮流について、グローバルな比較の視点を折り込みつつ、宗教史的に明らかにしていく試論の書である。

- 目次 -
はじめに

【第1部 グローバルな現象としての精神世界】
第1章 精神世界とは何か
第2章 ニューエイジ運動とその周辺
第3章 新霊性運動(new spirituality movements)

【第2部 新霊性運動の体験と生の形】
第4章 ニューエイジ運動の多中心性―チャネリングの流行の意味―
第5章 ニューエイジャーの癒しと救い―S・マクレーンの「自己自身への旅」―
第6章 自己変容体験とその参与観察―セミナーの倫理と愛―
第7章 ニューサイエンス理論のなかの心―心=意識は何をなしとげうるか―

【第3部 精神世界と知の構造の変容】
第8章 教養から精神世界へ―高学歴層の自己形成の変容―
第9章 精神世界の主流文化への浸透―霊性的知識人の台頭―
第10章 新霊性運動と代替知運動―ある農業運動の事例から―

【第4部 現代世界のなかの新霊性運動】
第11章 セラピー文化のゆくえ
第12章 宗教と超えて?―新霊性運動と「宗教」観の変容―
第13章 救済とルサンチマンを超えて?―現代宗教における「悪」について―
第14章 救済宗教と新霊性運動―軸の時代からポストモダンへ―

あとがき
新しいスピリチュアリティの捉え方―文庫版あとがきにかえて―
索引

文庫
528頁
2022年11月15日
ISBN:9784831826411