フリオ・アシタカ
彩図社
幻覚植物というと、日本では決して良いイメージはない。所持や摂取が法律で禁じられているものも多いし、ヘロインや覚せい剤といった〝ドラッグ〟と同一視されているきらいもある。だが、幻覚植物は決して快楽のために存在しているのではない。現在もシャーマニズムが息づく中南米では、幻覚植物は人々に気づきと癒しをもたらす〝儀式の道具〟として用いられている。メキシコの奥地・ウアウトラではマジックマッシュルームの儀式を受け、ペルーのイキトスではジャングルの中で伝説のアヤワスカを経験。ペルーのクスコでは幻覚サボテンのサンペドロでリャマの声を聞き、メキシコのレアル・デ・カトルセではペヨーテによって信じられないものを見た。幻覚植物とはいったいどのようなものなのか。服用すればどのような〝世界〟を見ることができるのか。内なるビジョンを求めて、中南米を旅する。いまだかつてない〝サイケデリック〟な旅の記録。(出版社紹介を一部引用)
単行本(ソフトカバー)
判型:B6判(128×182)
263頁
2019年8月23日
ISBN:9784801303904