服部文祥
河出書房新社
サバイバル登山家として知られる著者は、電気、ガス、水道の通っていない廃村の古民家を手に入れ、百年前の山村で当たり前に営まれていたお金のかからない手作りの暮らしをスタートする。沢の水を引き、電気はソーラー発電で賄い、山で薪を集めてご飯を炊き、風呂を沸かす。畑仕事、古民家の修復、狩猟……すべての労働が生きることに直結する自給自足生活のよろこびと生の手ごたえは、効率や便利さを追求しつづける都市文明で失われてしまった大切なものに気づかせてくれる。都会暮らしになじめない人、自給自足生活を目指す人にとって大いに参考になる実践の記録。
【目次】
はじめに 人間だってやればできる
その一 田舎に住処を探す
その二 ちょっと寄り道（生きるとは）
その三 ケモノを狩る
その四 古民家を活用する
その五 沢の水を引く
その六 土間を活用する
その七 文化カマドで脱化石燃料
その八 犬と暮らす
その九 ソーラーで発電する
その十 畑で作物を育てる
その十一 制約と妥協点
ちょっと長いあとがき
単行本(ソフトカバー)
判型:四六判
271頁
2022年10月20日
ISBN:9784309617459
