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「気」で観る人体

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経絡とツボのネットワーク
池上正治
講談社
「気」が生まれるポイントとしてのツボ。五臓六腑をつなぎ、「気」が流れる通路としてはたらく経脈と絡脈。驚くべき精密さで体系化された中国医学による人体観を学ぶためのわかりやすい解説書。

「経絡」とは何か――道路に幹線と支線があるように、人体を流れる「気」のコースにも、大小があるという。太い幹線のことを「経脈」という。略して経とだけいうこともある。人体には12本の太い経脈があり、「十二経」と総称する。これらの各経は、体内の臓ないし腑と直接的な関係をもち、経と臓(ないし腑)との関係を「属(ぞく)す」という。いっぽう、細い支線にあたるのが「絡脈」であり、経脈から派生したものである。絡とだけよぶこともあり、合計すると15本の絡脈がある。「経絡」とは、「気」の流れる大小の脈を総称したもので、経絡学説は中医学の基礎理論のひとつである。――本書より

【目次】
●中医学の理論にみる「気」
●「気」は肺を通り、手の先へ
●肩から口にのぼり、大腸に属す
●胸までのぼり、脾に属す
●心の周囲から、手の先へ
●頭から膀胱を通り、足の先へ
●足の裏からのぼり、腎に属す
●胆を通り、足の裏へ
●肝を通り、全身を一周した「気」
●「気」の今日的意義について

新書
判型:新書判(113×176)
232頁
1992年12月16日
ISBN:9784061491267