うぶすな書院
本書は、解剖学者、三木成夫による論文「生命の形態学」、看護テキストとして書かれた「解剖生理」、小論「解剖学とはなにか」を、一般向けに編纂したもの。「かたち」や「しくみ」「おもかげ」など、平易な言葉を使った独特の語り口による、解剖という対象をつぶさに観察することから導き出される、形態を基にした独自の身体観を知るのに最適な一冊。また後半には、著者の論を解説するために、自らが描いた驚くほど精緻な原図集が収められており、見ているだけで好奇心を刺激される。
単行本(ソフトカバー)
判型:B5判(182×257)
308頁
1992年11月3日
ISBN:9784900470071