石川勇一
サンガ新社
心理学、スピリチュアリティ、原始仏教の三領域に焦点を当て、真に心が救われる方法を探った本書。この三領域は、いずれも心にアプローチし、心を探求し、心の苦しみや問題の解決、心の成長を主題としているという点において共通していると著者は説く。果たして、心の問題や苦しみを根本的に解決することができるのか？ 心理学、スピリチュアリティ、原始仏教という異なる分野の境界を飛び越え、視界を拡大してそれぞれの強みを生かした連携の可能性を考察する。
《著者紹介》
石川勇一 いしかわ・ゆういち
1971年、神奈川県相模原市生まれ。現在、山梨県山中湖村在住。行者（修験道、初期仏教）。臨床心理士、公認心理師、相模女子大学人間社会学部人間心理学科教授。日本トランスパーソナル心理学／精神医学会会長（二〇一五.二〇二一年）。早稲田大学人間科学部卒、早稲田大学大学院人間科学研究科卒。心理療法、瞑想、ダンマを統合した独自のダンマ・セラピーを実践・研究。病院心理カウンセラー（精神科、心療内科）、大学学生相談員等を経て、現在、法喜楽庵（心理相談室）・法喜楽堂（瞑想修行道場）代表（http://houkiraku.com/）。心理療法を二五年以上、瞑想会・リトリートを一五年以上実践。修験道（熊野）、アマゾン・ネオ・シャーマニズム（ブラジル）、上座部仏教短期出家（ミャンマー、タイ）等の修行を経て、初期仏教に基づく独自の修行・研究・臨床実践を行う。
単行本(ソフトカバー)
判型:四六判
258頁
2023年8月15日
ISBN:9784910770543