松本茂章 編著、土屋隆英・西村仁志・朝倉由希・池上重弘・高島知佐子・川本直義・大澤苑美・西村和代・長津結一郎・森口ゆたか 著
学芸出版社
全国各地に受け継がれる伝統文化を活かしたまちづくりの現場を紹介する本。地域芸能が他の地域に転じて根を下ろした「よさこいソーラン」「阿波踊り」「サンバ」の事例など、文化芸術の振興によって社会の課題解決に取り組む人々の姿から、地域活性化の新たな可能性が浮かび上がってくる。観光振興、産業振興、多文化共生・国際交流、まちづくり、教育、福祉・医療の各分野で地域の未来を拓く原石が見つかるはず。
【目次】
はじめに
第1章 文化政策の拡張と地域デザインの可能性
松本茂章
第2章 観光振興
2-1 美術館が仕掛けるインバウンド戦略 -六本木アートナイトを例に-
土屋隆英
2-2 持続可能な自然体験観光 -エコツーリズムの試み-
西村仁志・松本茂章
2-3 観光と協働した文化財行政
朝倉由希
第3章 産業振興
3-1 伝統工芸の海外展開と地域の誇り形成
松本茂章
3-2 地域の商店街をアートで活性化する試み
松本茂章
第4章 多文化共生・国際交流
4-1 文化芸術活動を通じた多文化共生の取り組み
池上重弘
4-2 地域の歴史と食文化を通した国際交流
高島知佐子
第5章 まちづくり
5-1 踊りとコミュニティ振興
松本茂章
5-2 道路高架下のアートマネジメント
川本直義
5-3 空き家対策とアートマネジメント
松本茂章
5-4 地域の誇り形成を目指したアートプロジェクト
大澤苑美
第6章 教育
6-1 廃校をアートの現場に変える
松本茂章
6-2 食育とコミュニティ形成
西村和代
第7章 福祉・医療
7-1 舞台芸術活動と社会包摂
長津結一郎
7-2 ホスピタルアートの可能性
森口ゆたか
第8章 変りつつある「国のかたち」と「地域のしくみ」
松本茂章
おわりに
単行本(ソフトカバー)
判型:A5判(148×210)
240頁
2020年3月10日
ISBN:9784761527303