プラサード書店
東大全共闘が立て籠った安田講堂で内部からの撮影を許された唯一の写真家としても知られる女性写真家、渡辺眸。写真集としてまとめられていない膨大な作品群の中から、カウンター・カルチャーやイノチあるものをテーマにしたスピリチュアル・ドキュメントの作品を中心に選りすぐった522点を収録する写真誌。今年8月29日から4日間、八ヶ岳で開催される“いのちの祭り”では渡辺眸写真展『1988 JAPONESIAヤポネシア』が会場内で開かれる。「No Nukes One Love」をテーマに1988年からはじまった“いのちの祭り”の息吹は本書からも感じ取れるが、1988年という昭和最後の一年とはどんな年だったのか、そして、1988年に蒔かれた種が今年どんな花を咲かせるのかを、当時を知る人々の話を直に聞きながら、肌で感じることのできる貴重な機会となるだろう。
【内容】
新宿番外地:笠井叡ほか 1967~1969
東京のテキヤ
アングラ東京:告陰/ゼロ次元ほか
東大全共闘・安田講堂 1968~1969
西方巡礼:ネパール・インド
九州のコミューン 1970年代
ラジニーシ(和尚)アシュラム
別府の長松寺と山田龍宝
国東と宇佐の神々の声を聞く女たち
C+Fコミュニケーションズ
原発サラバ記念日 1988
いのちの祭り’88 in 八ヶ岳
ウエルカム・トー・ヤポネシア:
アレン・ギンズバーグ+ナナオ/
ティク・ナット・ハン/ほか
バリ島:花の祈り ロンドン徘徊
グローバル・フレンズ:小田まゆみ/
鶴田静/松田隆智/おおえまさのり/
星川淳/天空楽団/土取利行/ほか
寄稿文:William Marotti/大竹昭子
単行本
判型:A5判(148×210)
344頁
2024年5月15日
ISBN:9784991362705