松浦眞人
春秋社
日本武道による和の思想がいま、世界の注目を集めている。
「切り・結ぶ」「相反するものの融合」――武による「動の思想」とは何か。古伝の教えに導かれつつ、その本質的意味を現代に読み解く。心技体の統一をはかるべく剣術稽古が伝承されてきたが、その実践のありようを具体的に紹介。長年、武道と能楽の研鑽を重ねてきた修行者による斬新な東西文化論の試み。求道芸術ともいうべき剣技の究極の姿、宮本武蔵の二刀流「二天」（二つの円）と新影流上泉伊勢守信綱の「猿廻」（黄金螺旋）。剣聖の秘技、それを支える「理」の極意がここに明かされる。それは宇宙を映す純粋な美とも呼びうる「結びの術」にほかならない。 ―出版社紹介より
単行本
判型:四六判
256頁
2024年5月20日
ISBN:9784393313114