南方新社
「ユタ神」と呼ばれるシャーマンが、人々の心のよりどころとして今もなお活躍する奄美大島に生まれた著者。前作『奄美三少年 ユタへの道』では少年時代の不可思議な霊体験を通して「神の道」に目覚めていく過程を綴り、続編となる本書では、神がかり体験によってユタとなる天命を知り、「神の道」を歩み始めた40年の道のりを語る。親神(指導者)探し、ユタとなる条件や戒律、神々から霊能力を授かる修行や儀式など、数々の困難や試練、そして喜び。伝統に盲従するのではなく、新しい時代のユタとは何かを研究的視点で探求しつづけてきた著者の考察には、精神世界を旅するヒントがちりばめられている。
■内容(目次より)
第一章 島からの旅立ち
第二章 成巫過程
第三章 愉快なユタ仲間と聖地巡り
第四章 琉球列島ユタの調査の旅
第五章 ユタたちの神さわりと神がかりの調査
第六章 ユタの定義
第七章 奄美民俗信仰の形態
第八章 活動拠点の変化
単行本(ソフトカバー)
判型:四六判
222頁
2024年10月10日
ISBN:9784861245183