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  • 霊魂と肉体との交流

霊魂と肉体との交流

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エマヌエル・スヴェーデンボルイ
アルカナ出版
新教会の教義サマリーとして、簡潔で、分かりやすく、一時間程度で読める入門書。
あるいは、グループでする勉強会、家庭集会、読書会用 のテキストに最適。

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19・ 次のようなメモを、以上につけ加えます。わたしは以上を書き終えてから、アリストテレスの弟子たち、デカルトの弟子たち、それにライプニッツの弟子たちと、話すチャンスが与えられるように、主に祈りました。それは、霊魂と肉体との交流について、かれらが考えている意見を汲み取るのが目的でした。

 祈ったのち、わたしはまわりに九人の人、つまりは三人のアリストテレス主義の人、三人のデカルト主義の人、三人のライプニッツ主義の人がやってきて、わたしの回りに立ちました。左側面にアリストテレスの信奉者、右側にはデカルトの追従者、背後にはライプニッツに付く者がいたわけですが、遠くにお互い距離を置いて見えた三人は、月桂冠を頭に載せていました。わたしはかれらから流れてくるもので、その三人が著名な大教師であるのを感知しました。ライプニッツの後ろには、手に衣服の裾をもっている人がいましたが、それはウォルフだそうです。

 以上の九人は、お互い顔を見合わせ、最初は愛想のいい声で挨拶し話しかけていました。ところがやがて地獄界から、右手に松明をもった霊がやってきて、かれらの眼前でそれを振りました。すると敵対するようになり、威嚇するような顔で、三人が違う三人に対して目を送りました。それで論争と論戦の欲望が侵入してきました。
―出版社紹介より



単行本(ソフトカバー)
判型:B6判(128×182)
52頁
1994年5月1日
ISBN:9784900449145