井口典夫 編著
宣伝会議
北青山、南青山という町名はあるが、実は、「青山」という行政上の地名は存在しない。しかし、「青山」という地名はクリエイティブ、文化的というイメージを持って人々のあいだに定着している。それはなぜなのか。本書は青山学院大学総合研究所で行われた、研究助成プロジェクト『青山文化の総合的研究』の成果をまとめたものだ。青山霊園、地下鉄外苑前および表参道駅、そしてJR原宿、渋谷駅周辺を含む地域を青山文化圏とし、そこに興った産業や文化、青山というイメージの成り立ちについてを論じる。土地と時間の流れとの関連がクリアに見える、巻末の年表も興味深い。
単行本(ソフトカバー)
判型:A5判(148×210)
252頁
2011年3月25日
ISBN:9784883352487