街角で、ふとすれちがった女性から、そこはかとなく美しい薫りが漂うとき、その人の気品と人柄がしのばれるもの。「にほひ袋」は風に漂う薫りのアクセサリーです。
古くから中国の貴族の女性は、香料を袋に入れて身につけていました。ほのかな香りを漂わせることは、昔から女性のたしなみであったのでしょうか。日本では、正倉院に8世紀の「えび香」という衣類の防虫を目的としたお香が現存します。沈香、白檀、丁字、麝香など組み合わせたもです。同様にお香を入れる小袋も見られることから、にほひ袋は奈良時代に存在したと考えられています。
現在では、着物の帯締に下げたり、袂に入れたりして身につけ使用します。また、身につける以外にもバック、机やタンスの引き出しの中に入れ、その移り香を味わうなど、金襴地やちりめん地などの布や、紙製の袋などに匂粉を入れて香りをお楽しみ下さい。
●タンスや引出し全体に香りが行きわたる程度が、ご使用量の目安です。
●半年から1年ごとに、お取り替え下さい(虫除けの効果がなくなります)。尚、全ての虫をよけるものではありません。
●衣装、品物に直接触れないように、使用して下さい(直接触れた状態でお使いになると、衣装の変色をまねく恐れがあります)。また、他の防虫剤との併用はおやめください(シミの原因となる恐れがあります)。
●洋服と和服、どちらにもご使用いただけます。香りのお好みにあわせてお選びください。
●用途(衣類の防虫、香りづけ)以外には使用しないでください。
本体サイズ:15.5×9.8cm
規格:鳩居堂製品
内容量: 60g