河田桟
カディブックス
『はしっこに、馬といる』のポケット文庫版。島で馬と暮らす日々を送る文筆家による著作「馬語手帖」の続編。与那国馬カディと著者の柔らかい関係性がゆったりと進んでいく様子を描く。そこに馬を飼うときに必要とされる主従関係はない。ただ相手を見て、物事に身をまかせるような在り方が、馬も人も幸せにしてくれるのかもしれない。
【目次】
Life with a horse
ウマと暮らす
野生へつながる扉
Powerless
非力であること
強くならずにウマとつきあう
ウマとヒトの関係
なにもしないヒト
事件は起こる
Talking with a horse
力を使わずに会話する
そばにいる
見るだけでもいい
336時間
粘土のような
順位づけ
自分の空間
距離のとりかた
馬語の間合い
タイミング
見るだけでもいい2
ウマ メーターを感知する
危険を避ける
こころの言葉
からだの言葉
Passive communication
パッシブなコミュニケーション
リアクションで会話する
「NO」と言ってもいい
「待って」と「ゆっくり」
「すきま」があること
「半々」でウマに乗る
Different views
ちがう風景を見ている
受け入れ変化してゆく力
応答性
王国
「かしこさ」の角度
はずれたウマのおもしろさ
あとがき
文庫版あとがき
文庫
270頁
2025年4月15日