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群れから逸れて生きるための自学自習法

1,980(税込)

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向坂くじら、柳原浩紀
明石書店
どれだけの人が、人生において「学習の方法」を学んだことがあるだろうか。本書は、その学習の方法と各教科の学習法が紹介され、学生向けのように思われるが、どの世代にとっても人生に役立つ「学び」の土台について記されている。それは、良い成績をとるためではなく、理解と応用力を生み出し、伝える力といったコミュニケーション能力にも良い影響を与えてくれそうだ。自分の底力をつけ、自分を強くする。それは自分に無限の選択肢を生み出してくれることなのかもしれない。


目次
はじめに なぜ勉強の方法を知る必要があるのか?

【理論編】
01 学ぶとは何か?──目的と手段、そして対話
02 読む──すべての勉強はここからはじまる
03 理解する──少しはみ出すくらいがいい
04 覚える──ぶらぶら散歩するのがいい
05 言語化する──つまり、軽々と間違えること
06 考える──制約と跳躍

【実践編】
07 英語
 ◇コラム 勉強する理由は「楽しいから」か?
08 数学
 ◇コラム テストとは何か? なぜ試験勉強は勉強ではないのか?
09 国語
 ◇コラム 勉強仲間は必要か?
10 社会
 ◇コラム くじけるとは何か? 正しいくじけ方について
11 理科
 ◇コラム なぜ学習法が大切なのか? 努力に逃げないことを頑張る

 おわりに
 参考文献/教材リスト

【著者紹介】
向坂くじら (サキサカ クジラ) (著)
詩人。1994年、愛知県名古屋市生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。2016年、Gtクマガイユウヤとのポエトリーリーディング×エレキギターユニツト「Anti-Trench」を結成、ライブを中心に活動をおこなう。主な著書に詩集『とても小さな理解のための』、エッセイ『夫婦間における愛の適温』『犬ではないと言われた犬』(百万年書房)、『ことぱの観察』(NHK出版)など。2024年、初小説『いなくなくならなくならないで』が第171回芥川龍之介賞候補となる。執筆活動に加え、小学生から高校生までを対象とした私塾「国語教室ことぱ舎」の運営をおこなう。

柳原浩紀 (ヤナギハラ ヒロキ) (著)
1976年東京生まれ。東京大学法学部第3類卒業。「一人ひとりの力を伸ばすためには、自学自習スタイルの洗練こそが最善の方法」と確信し、一人ひとりにカリキュラムを組んで自学自習する「反転授業」形式の嚮心塾(きょうしんじゅく)を2005年に東京・西荻窪に開く。勉強の内容だけでなく、子どもたち自身がその方法論をも考える力を鍛えることを目指して、小中高生を指導する。


単行本(ソフトカバー)
判型:46変判
192頁
2025年3月25日
ISBN:9784750359144