岩波書店
平安時代末期から鎌倉時代初期の乱世をさすらい生きた歌僧、西行。地位や名誉を捨て、23歳で突然の出家。吉野、高野山、熊野、陸奥、出羽、瀬戸内、讃岐など各地を行脚し、庵を結び、歌を詠んだ。『山家集』『聞書集』『残集』『御裳濯河歌合』『宮河歌合』ほか現在知られている西行の和歌2300余首を集成した本書。移ろいゆく自然を愛した西行の歌に心を重ね合わせ、その漂泊の人生を辿る。
【目次】
本扉
凡例
山家集 上
春
夏
秋
冬
山家集 中
恋
雑
山家集 下
雑
百首
聞書集
残 集
御裳濯河歌合
宮河歌合
拾 遺
補 注
校訂一覧
解 説(久保田 淳)
初句索引
文庫
526頁
2013年12月17日
ISBN:9784003002322