サンガ新社
ラム・ダス『ビー・ヒア・ナウ』や、ケン・ウィルバー、フリッチョフ・カプラらの著作の訳者であり、トランスパーソナル心理学の紹介者、そしてセラピストである吉福伸逸氏が行ったセッションの書籍化。言葉を過信することをよしとしなかった氏が遺した、数少ない自身の言葉による書籍が、さらに新たな章を加えて再版された。社会という関係性の中で生きながら、自己を確立することを問いかけ続ける。
【目次】
目次
●なぜ語るのか
●四つの力
人を揺り動かす力/前景と背景/社会は自分で作り上げたもの/思考の力のエネルギー源/「考える」とは何か/世界を止める/感情の力のエネルギー源/想起の川/三つの力を育てる/存在の力のエネルギー源/関係性のエネルギー源/存在の美/三つの力のバランス
●自我と成長
なぜこんなにも長くわれわれは生き残るのか/自我の残痕とボケ/日本人の自我/明け渡しに導く社会/英雄の道/メロドラマの罠/自我の発生と二つの機能/自我の寿命/マトリックスの役割と移行/欠如のトラウマと過剰のトラウマ/女性性と母性/母親から家庭、そして社会へ/不安定なマトリックス/マトリックスの機能不全
●自己と社会
自己イメージと影/自我と自己/いびつな自己イメージ/身体を疎外する自我/境界線と投影/不安というジャンピングボード/機能上の自我/印象の集合体/社会はアクティングアウトでできている/人生を生きる衝動/存在の不安/アイデンティティの破綻
世界の中にありながら世界に属さな
人は成長しない/恐れずに破綻しなさい/愚かな自我という自覚/いったい何をしてきたのか/抵抗せずに受け止める/自分を自分自身からいかに自由にするか/愚かであることの勇気/何もしないこと/小さな共同体の修正機能/死の受容の問題/個の死と命の潮流/生と死のバランス/なぜセラピーをするのか/世界の中にありながら世界に属さない
■追補 ワークショップの現場から
身体のさまざまな部位に対する情動の影響/関係性の雛形/セラピストが提供する三つのもの/徹底的に受け入れて、手放す/別れる、手放す/男女の関係は執着関係/セラピーやカウンセリングをまともにやるには/自己嫌悪との葛藤
吉福伸逸年譜
編者あとがき
増補新版のためのあとがき
【著者プロフィール】
吉福伸逸 (ヨシフクシンイチ) (著)
1943年9月、岡山県生まれ。1966年に早稲田大学文学部中退。ジャズプレーヤーとして嘱望され、バークリー音楽院留学のため渡米するも音楽家としての挫折を経験。その後カリフォルニア大学バークレー校でサンスクリットを学び、当時、米国西海岸を中心に花開いていたカウンターカルチャーの渦に身を投じる。1974年に帰国後は、ラム・ダスの『ビー・ヒア・ナウ』をはじめとして、フリッチョフ・カプラの『タオ自然学』、ケン・ウィルバーなど新しい潮流を伝える多くの作品を翻訳、日本に「精神世界」というジャンルを生み出した。またトランスパーソナル心理学の紹介に精力的に取り組み、セラピストとしても活躍。多くの影響を与えた。2013年4月に逝去。享年70歳。
単行本(ハードカバー)
判型:四六判
200頁
2026年3月30日
ISBN:9784910770871
![世界の中にありながら世界に属さない[増補新版]](https://makeshop-multi-images.akamaized.net/bookclubkai/itemimages/000000008227_YEh9S1E.jpg)