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  • 抵抗 無関心からの脱却

抵抗 無関心からの脱却

¥2,420(税込)

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サロメ・サケ 著、清水珠代 訳
春秋社
富の集中による経済格差、貧困の拡大や治安の悪化、物価高や社会保障の負担増、移民・難民問題――。こうした負の連鎖が引き起こす生活への不安や不満は、次第に大衆の心を蝕み、人と人、人と社会の分断を招く。フランスの若手ジャーナリストとして注目を集める著者は、極右勢力が台頭しはじめた各国の深刻な状況、迫りくる危険に警鐘を鳴らす。私たちはいかにしてファシズムの兆候を見抜き、抵抗し、民主主義とヒューマニズムを守ることができるのか? 他人任せで日常の平和や秩序を保てる時代は過ぎ去った。長い歴史のなかで繰り返されてきた支配・被支配の洗脳から目覚め、足元から「自由、平等、友愛」に基づく共存の土台を築くソーシャルアクションの手引き。


【目次】
はじめに
背後から撃て

 迫りくる危険

フランスにおいて極右とは何か
 論争のなか清算されることのない歴史
 全方位に張りめぐらされるレイシズムとナショナリズム
 女性やLGBTQIA+の権利に対する脅威
 圧力を受ける報道機関
 ヨーロッパで露わになる極右の実像
 独裁体制は民主主義国家から生まれる
 極右勢力の国際同盟
 ファシズムの見抜き方
 世界に広がるファシズムの兆候

憎悪の兆候――極右が命を奪うとき
 極右派による暴力の激化
 懸念されるフランスの状況
 見過ごされてきたテロの脅威
 加速主義――政治戦略としての暴力

 文化戦争

メディア戦争
 支配強化のための情報操作──ヴァンサン・ボロレ
 極右が悪を吹き込むとき
 シンクタンク――「混沌のエンジニアたち」

意味論的闘い
 世論空間を席巻するアイデンティタリアン語彙
 メディアによる国民連合の「脱悪魔化」

デジタル戦争
 ソーシャルメディアを駆使する政治家たち
 反動的「ライフスタイル」の拡大
 ファショスフェール――過激思想が日常になる場所
 フェイクニュースがつくる「別の現実」

 いざ抵抗を

無関心の害
 憤りを封じる社会
 惰眠をむさぼることの危険性

中立と縁を切る
 ジャーナリストの中立性は存在しない
 「中立」という幻想――関与と運動のあいだで
 「中立」は免罪符にならない――常に問われるジャーナリズムの責任

知は力である
 身近な人との情報共有
 人を説得するには
 メディアの多様性の支持

連帯と絆を取り戻す
 軽蔑の応酬は止めよう
 共同体の取り組みへの参加
 シンボルの力

抵抗に生きる創造性
 新しい物語をつくる
 たゆみなく支えながら、自らも支える
 喜びの追求

目を覚まそう

推薦図書
註
謝辞

解説「知をもって抵抗するために」(大嶋えり子)
訳者あとがき

単行本(ソフトカバー)
判型:四六判
216頁
2026年4月20日
ISBN:9784393334225