狩野良規
水声社
文学や芸術、人文科学のジャンルを跨ぎ、革新的な役割を果たした人物たちを取り上げる水声社のシリーズ「知の革命家たち」。同シリーズが今回取り上げるのは、現実を揺るぎない視線で捉える作品で知られる映画監督ケン・ローチだ。私たちが生きる現実社会の歪をありのまま描くローチの作品はある意味厳しく、娯楽からは遠いと言えるが、深く胸に刻まれる力に満ちている。社会主義者として生きる映画監督ケン・ローチと、彼の作品を親しみやすい筆致で紹介する。
【人物紹介】
ケン・ローチ
1936年にイングランド、ウォリックシャー州ナニートンに生まれる。映画監督、脚本家、政治活動家。常に大勢に抗う〈筋金入りの社会主義者〉であり、その作品は社会のあり方を鋭く問い続けている。主な作品には、『キャシー・カム・ホーム』、『ケス』、『レディバード・レディバード』、『麦の穂をゆらす風』、『わたしは、ダニエル・ブレイク』、『オールド・オーク』などがある。
【著者紹介】
狩野良規(かのうよしき)
1956年、東京都に生まれる。東京外国語大学外国語学研究科修士課程修了。東京都立大学人文学部(史学専攻)卒業。オックスフォード大学留学(1991-92年)。青山学院大学名誉教授。専攻、イギリスおよびヨーロッパ文学・演劇学・映像論。主な著書に、『シェイクスピア・オン・スクリーン』(三修社、1996年)、『スクリーンの中に英国が見える』(2005年)、『ヨーロッパを知る50の映画』(2014年)、『続ヨーロッパを知る50の映画』(2014年)、『現代を知るための文学20』(2020年)、『ポジティブシンキングにならないために』(2020年)、『シェイクスピアとの対話』(2022年)、『イギリス時々ヨーロッパ一時日本』(2024年、いずれも国書刊行会)などがある。
【目次】
ケン・ローチの人生
映像と出会う
試行錯誤
復活
21世紀を迎えて
怒りつづける
単行本(ハードカバー)
判型:四六判
192頁
2026年4月25日
ISBN:9784801009769
