村瀬孝生
ミシマ社
私たちの多くは、認知能力の低下や、独りで死ぬことを「非業」として捉え、恐れる。老いること、死にゆくことは本当に喪うことばかりなのか。38年介護に従事した著者が、職場で出会った様々な人々や、ぼけの深まる母との日々を通じて、また自身の爺捨て山として山を開墾していく過程で見出した、理想の老いの形とは何か。「どうすれば失わずに済むか」ではなく、「手放すことによって得られるものは何か」にフォーカスする著者の姿勢は、思わぬ寿ぎの世界を見出す。
【目次】
はじめに 「いのち」に死はない
第一章 爺捨て山を開拓する
第二章 母と僕
第三章 うんこは人生と似ている
第四章 老いゆく体を堪能する
第五章 そういうふうに、僕は老いたい
単行本(ソフトカバー)
判型:四六判
216頁
2026年4月15日
ISBN:9784911226322
