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ソーシャル・プロジェクトを成功に導く12ステップ
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佐藤真久、広石拓司
みくに出版
これまで数々の環境問題や福祉、地域づくり、国際協力に関わってきた著者が、ソーシャル・プロジェクトを成功に導くための考え方と進め方を丁寧に教えてくれる本書は、現場で役立つ実践的な内容。様々な要因が絡み合った複雑な社会問題に挑むには、たくさんの人がつながって、できることを持ち寄る「コレクティブな協働」が不可欠だと言う。問題のない社会ではなく、問題に対応できる社会システムを構築するための基本書。
《目次》
はじめに
第Ⅰ部 ソーシャル・プロジェクトの成功に求められる視点・視座
要素ごとの解決から集合的(コレクティブ)な解決へのシフト
第1章 ソーシャル・プロジェクトの成功の条件
1 複雑な社会問題に挑むソーシャル・プロジェクト
2 SDGsが企業、地域にもたらすこと
3 ソーシャル・プロジェクトの陥りやすい失敗―単独で行う限界、協働でぶつかる壁
4 論理的に分解する問題解決から、動的で包括的な問題解決へ
5 一つになる組織化から、個々を活かすコレクティブな協働へ
6 つながる力を新しい未来の創造に活かしてソーシャル・プロジェクトを
成功させよう!
新しい社会システム構築による価値創造を目指すソーシャル・プロジェクト事例
第2章 コレクティブな協働へ 問題解決に関わる用語の定義をシフトしよう
シフト1 社会・地域
シフト2 問題
シフト3 問題が解決した姿
シフト4 問題解決の進め方
シフト5 協働
シフト6 関係性の持ち方
シフト7 担い手のあり方
第3章 コレクティブな協働を実践するための協働ガバナンス
1 構成要素
2 違いを超えての参加の誘発
3 循環型の協働プロセス
4 個々の強化・成長につながる社会的学習
5 共有すべき運営制度
6 変化を促し、成果につなぐチェンジ・エージェント機能
第Ⅱ部 コレクティブな協働ガバナンスの考え方・進め方12ステップ
第4章 問題解決の前提を整える協働 課題の再発見とゴールの明確化
ステップ1 現状の課題認識を分かちあおう
―いったい、今、何が起きているのだろう?
ステップ2 何がゴールなのか話しあい、分かちあおう
―社会システム全体での対応力を高めるイメージを描く
ステップ3 「協働」への準備(レディネス)を整えよう
―違いやこれまでの枠組みを超えて協力するには?
第5章 問題解決の運営基盤を整える協働 計画策定と運営制度整備
ステップ4 パートナーを見出し、参加を誘発しよう
―誰と組むべきか? 相手の積極的な参加を促すには?
ステップ5 共有の目標と達成への戦略的計画を立てよう
―何を達成し、そのためにどう進めていけばいいのか?
ステップ6 運営制度を設計しよう
―どのように役割分担し、体制をつくるのか?
第6章 問題解決の推進力を強化する協働 継続的改善と中間支援
ステップ7 場づくりを活かした関係性の改善力の強化
―何をどう分かちあうと、もっと協力できるのだろう?
ステップ8 「社会的学習プロセス」を強化しよう
―継続し、改善し続けるには、どのような「学び」が必要なのか?
ステップ9 「チェンジ・エージェント機能」を強化しよう
―関わる人たちの変化とレベルアップを促すには?
第7章 成果を生み出し、定着させる協働 継続力強化と成果の見える化
ステップ10 資金や人材を集め、継続力を高めよう
―資金や資源をどう集め、どう効果的に運用するのか?
ステップ11 「協働」の活動結果(アウトプット)と成果(アウトカム)を評価しよう
―どのように成果を捉え、次の一歩につなげていけばいいのか?
ステップ12 政策や制度として社会に定着させよう
―自分たちの限界を超えるには、誰と、どのように進めていく必要があるのか?
補遺
1 SDGsをヒントに社会課題を知る
2 協働プロセスの実践事例
3 ソーシャル・プロジェクトが各セクターに必要な理由
おわりに
単行本(ソフトカバー)
判型:A5判(148×210)
192頁
2018年6月20日
ISBN:9784840307154