藤巻一保
太玄社
如来、菩薩、明王、天部、星神・道教神・和神さまざまな仏神諸尊の「働き・功徳」「姿かたち」「手印」「縁起」「真言」「三昧耶形」「種字」など、密教における 幟の理解を深めることができる。
「一般にはあまり耳慣れない言葉ですが、『 幟』という主に密教で使われている用語があります。仏や菩薩などによる衆生済度の誓願を本誓とか本願といいますが、その本誓や、仏菩薩が長い修業によって到達した悟り(内証)、諸尊が衆生を救いあげるにあたって駆使するとされる功徳の内容―たとえば自分の名を呼べばいついかなるときでも必ず浄土に導くとか、無上の宝を授けるとか、一切の罪を消除するとか、強力な法の縄でからめとって救済するなど―を、さまざまなシンボルを用いて表したものが 幟です。」
(本文より)
【目次】
序章 印明とは何か
1章 印母・真言と釈迦五印
2章 大日如来と曼荼羅世界
3章 如来と印明
4章 菩薩と印明
5章 明王と印明
6章 仏教を護る神々(天部)と印明
7章 星神・道教神・和神と印明
単行本(ソフトカバー)
判型:A5判(148×210)
368頁
2021年5月17日
ISBN:9784906724673